噛むだけでなく、食べられるかどうかの検査も行います
福井県の中村歯科クリニックでは訪問診療を行っております。
足が悪くなって歯科医院に通うのも大変…。という方もご安心ください。
ご自宅にお伺いしてお口の状態を診させていただきます。
口腔内をしっかりと管理することで安定した食事ができ、栄養を確保することができます。
また好きなものも食べられるようにもなりますので、身体が弱ってきてからの口腔内管理は一層重視したほうがよいでしょう。
訪問診療への想い
には国民の3~4人に一人が65歳以上の高齢者となります。
健康な時には歯医者に通うことが可能だったので、病気にかかって身体が不自由になると、歯医者に通院するのはお一人では困難になり他の方にお願いすることになったりします。
勤務医時代は歯科衛生士を乗せ、軽自動車を運転し、東京の下町のお宅に訪問診療を行っていました。
東京と言えども一歩路地を入り軽自動車がやっと通れるような細い道を通り、患者様のお宅に伺って入れ歯を作ったりグラグラの歯を抜いて入れ歯を作ったり、入れ歯が当たって歯茎の痛くなったところを削って調整したりしていました。
終わって帰る時に患者様がよく来てくれたね、本当にありがとうと喜んでくれるのを聞いた時に本当に歯医者になって良かったと実感することが出来ました。
外来診療ではどうしても現在の保険医療制度では人数を一定数こなさないといけなくなっており、患者様とお話することに十分な時間をかけにくいのですが、在宅での訪問診療では患者様とそのご家族、他職種の方とも話ができる点がとても良いです。
治療に関わる病気だけでなく、息子さんやお孫さんなどご家族の話で盛り上がったりする場合もあります。
治療だけでなく、患者様の人生により深く関われることが訪問診療を好きになった理由であり、歯医者冥利に尽きるところでもあります。
摂食嚥下のリハビリテーション
きっかけは、入院中の祖母に歯磨をしたら肺炎にさせてしまったことでした。
十分に覚醒していない状態で歯磨きを行ったが、プラークや汚れた唾液を拭き取ったり吸引できていなかったために肺炎にさせてしまいました。
高齢になると全身の筋肉が衰えて、歩くスピードや動作がゆっくりとなります。
口の周囲の筋肉も同じで舌の動きが悪くなったり口が大きく開けられなくなり、食べるスピードが遅くなり誤嚥を起こしたりします。日本人の死因の第3位は、肺炎です。
若いときから口周辺の筋肉を鍛えておいた方がフレイル(虚弱)になるのを遅らせることができます。
当院の院長は摂食リハビリテーション学会に属しており、最近食べるのが遅くなった(時間がかかるようになった)、ムセることが多くなった、食事の内容・固さ・水分のとろみのつけ方・食べる姿勢などを評価し、適切な指導・アドバイスを行っていきます。
嚥下内視鏡検査

全ての患者様に行うわけではありませんが、食べた後も喉がゴロゴロとなる、食べたものがいつまでも口の中にある、食後に咳をひどくする、肺炎を引き起こしやすい、食事形態が適切か知りたい、時には嚥下内視鏡を鼻から挿入し、モニターの画面を見ながらゼリーなどを食べられるかの検査を行います。
嚥下の状態を評価し、最後まで口から安全に食べられるようにアドバイスさせていただきます。
当院ではご自宅にいながらにして、歯科診療を受けることができます。
永平寺町や福井市などの近隣にお住いの方など、最近家族がむせるようになったなどがあればお気軽にご相談ください。
混雑状況によってはすぐにお伺いできない可能性もございますので予めご了承ください。